PACKERS FUN

NFLグリーンベイ・パッカーズの応援ブログです。試合結果のまとめや英記事の翻訳をしています。

【NFL2019 Week17 試合結果】グリーンベイ・パッカーズ vs デトロイト・ライオンズ

f:id:privatebeats:20200102152335p:plain

GB 23 - 20 DET

ファーストラウンドバイを勝ち取りました!

グリーンベイ・パッカーズは、レギュラーシーズン最終戦となるデトロイト・ライオンズとの一戦に辛くも勝利し、NFCリーグ2位となりました。

これにより1月5日,6日のプレイオフ(ワイルドカード)は休養に充てることができ、スーパーボウル進出に向けた最高の準備をはじめられます。

試合から2,3日経ってしまいましたが、あらためて試合展開、スタッツを振り返ってみましょう。

プレビューが未読の方は、ぜひそちらもご覧ください。

www.packersfun.com

ハイライト動画

www.youtube.com

試合展開

前半

先週のバイキングス戦でいい働きを見せたパッカーズのディフェンス陣。この試合でも、最初のライオンズの攻撃をFG圏内手前で止めることに成功します。

しかし次のパッカーズの攻撃も上手くいきません。3rd&8からQBアーロン・ロジャース(12)が選んだロングパスは失敗。今シーズン何度も見ている光景です。

すると次のオフェンスでライオンズが流れを掴みます。WRゴラデイのパスキャッチ、RB陣のランプレーでレッドゾーンまで侵入すると、最後はWRアメンドーラを使ったフェイク・リバース*1でなんとQBブラフがTD! ライオンズに先制を許します。 【GB 0 - 7 DET】

f:id:privatebeats:20200102152505g:plain
ボールを受け取ってそのまま右サイドへ走るはずが、、、!


同点に追い付きたいパッカーズでしたが、うまく攻撃をすすめられません。第1クォーターでパスを決めたのはたった1回。

第2クォーターに入っても流れを掴めずにいると、ディフェンス陣も耐えられなくなってしまいました。CBジャイア・アレクサンダー(23)のアンネセサリー・ラフネスなどもありエンドゾーン手間まで進められると、最後はRBケリヨン・ジョンソンのダイブで点差を広げられます。 【GB 0 - 14 DET】


残り時間3分13秒。なんとか前半のうちに点差を縮めておきたいパッカーズは、ようやく攻撃が決まってきます。

TEジミー・グラハム(80)、WRダバンテ・アダムス(17)にパスをつなぎ、RBタイラー・エルビン(32)のランでレッドゾーンへ侵入することに成功しました。

そして残り時間30秒。3rdダウンでQBロジャースが選んだのはRBアーロン・ジョーンズ(33)でした。しかし惜しくも浮いてしまいパス失敗となります。ここはFGでとりあえず3点。 【GB 3 - 14 DET】


しかし残り20秒からまさかの展開を向かえます。

ショットガン体型からパワーが上手くハマると、Sダーネル・サヴェージ(26)がRBタイ・ジョンソンにタックルミス。40ヤードランを許してしまいます。

その後レッドゾーン付近まで攻撃を進めたライオンズは、このドライブをきっちりFGで締め、14点差で前半を折り返すことになりました。 【GB 3 - 17 DET】

後半

同時刻のニューオーリンズ・セインツ対カリフォルニア・パンサーズの試合は、セインツの勝利が確実になりつつあったため、なんとかこの試合を逆転したいパッカーズ。

しかし最初のドライブでFG圏内まで到達したものの、51ヤードのFGを失敗してしまいます。

それでも次のパッカーズの攻撃。WRラザール、TEルイス、WRキューメロウ、グラハム、アダムス、エルビン、計6人へパスを投げ分けてながらレッドゾーンまで侵入します。

そして3rd&10。不利なシチュエーションで頼れるのはやはりエースレシーバー。素晴らしいランニングでフリーとなったWRアダムスにとうとうTDパスが決まります! 【GB 10 - 17 DET】

f:id:privatebeats:20200102151826p:plain
この時点でエンドゾーン右側がオープンになっていました。

さらに次のライオンズの攻撃を3rdアウトに抑えると、またもやレッドゾーン付近まで侵入。しかしこの攻撃は相手のいいパスディフェンスもあり、FGで手仕舞いとなります。 **【GB 13 - 17 DET】


試合は最終クォーター残り12分。

次のライオンズの攻撃も抑えたいところですが、最初のスナップでCBアレクサンダーのパス・インターフェアランスでいきなり自陣45ヤードまで進められてしまいます。

このあとの攻撃は食い止めたパッカーズ。自陣37ヤードで4thダウンの状況をつくります。

しかしKプレイターの56ヤードFGが完璧に決まり、またもや7点差となります。 **【GB 13 - 20 DET】


はやく追い付きたいパッカーズですが、ライオンズの良いカバレッジを前にして3rdアウトに抑えられてしまいます。

しかし今シーズンはディフェンス陣が流れを取り戻してくれます。OLBザダリアス・スミス(55)の強烈なパスラッシュから、この試合唯一のサックをILBブレイク・マルティネス(50)がとりました。

そして迎えた2nd&17。またもやスミスのラッシュの影響か、QBブラフが投げたパスは精度を欠きます。そしてそこにいたのはマルティネス! サックにつづき、今後は起死回生のインターセプトを決めます!

f:id:privatebeats:20200102151718p:plain
サック直後のインターセプト!

この流れを手放してはならないオフェンス陣。RBジョーンズのランだけではファーストダウンをとれず4th&1となってしまいますが、WRアダムスにパスを通してギャンブルを成功。

最後は3rd&10、バンチフォーメーション。QBロジャースからWRラザールのパーフェクトな28ヤードのTDパス! プレッシャーのなか投げたロジャースも凄いが、タイミングよく飛び上がって掴んだラザールを褒めなければならないでしょう。これでとうとう同点! **【GB 20 - 20 DET】


残り時間は5分19秒。

ライオンズはRBケリヨン・ジョンソンのランでフィールド中央まで攻め込みますが、その後のパスを見事封じてパントに抑えます。

しかしパッカーズも流れに乗れません。WRキューメロウのパス・インターフェアランスで3rd&20の状況を作ってしまうと、先週につづきロジャースのロングパスをインターセプトされてしまいます。

この時点で2ミニッツ・ウォーニングも終わり、残り時間は1分40秒。QBブラフはパス主体でFG圏内へ進もうとしました。しかしILBカイラー・ファクレル(51)、CBチャンドン・サリバーの活躍などで、この攻撃を3rdアウトに仕留めます。


残り時間は1分20秒。ロジャースにとっては丁度よい残り時間だったかもしれません。

数プレーでフィールド中央まで進んだあとの1stダウン。ショットガン体型からRBジョーンズに決死のスクリーンパスを決めると、ダウンしそうになりながらも敵陣20ヤードまで欄を進めます。

そして迎えた残り時間3秒。Kメイソン・クロスビー(3)のFGが決まり、第6週につづきこの試合もFGによってサヨナラ勝ちを決めました。 **【GB 23 - 20 DET】

スタッツ

オフェンス

終わってみれば合計獲得ヤードは432ヤード、12回のドライブでファーストダウンは25回獲得と、数字上はかなり見れるものになりました。

最近はランのスタッツが注目さえていましたが、今回はやはりパスで312ヤード獲得していることを注目すべきでしょう。

計10人がレシーバーとしてはたらき、中でもWRアダムスそしてラザールの両名が安定した成績を残していることがポジティブな面です。

またTE陣もグラハム(7回のうち4回成功 → 4 of 7)のほか、ルイス(1 of 1)とトンヤン(2 of 3)と、パスターゲットにもなっていることも嬉しいですね。

ランは先週と比べれば不調と言ってしまいたくなりますが、それでもRBジョーンズは100ヤードを記録。エディ・レイシー以来の1000ヤードラッシャーがパッカーズに生まれました(パスレシーブは700ヤード)。

QBロジャースは、2TDパスを記録してレーティングは72.0。

オフェンスラインは安定の活躍、と言ったところでしょうか。途中でCコリー・リンズリー(63)、RTブライアン・ブラガ(75)が代わる事態となりましたが、そのあとも安定していたことが大変心強いです。

ディフェンス

Week13から最高の成績を残しているディフェンス陣は、今日も要所で活躍をしたものの、ラン喪失ヤードが171ヤードとランに苦しめられました。

うち100ヤード以上は中央突破でやられてしまっているため、プレイオフでは確実にここを「弱点」として突かれることになると思います。

とはいえラインバッカー陣は今回頑張っていたように思います。ILBマルティネスは7タックル、1サック、そして1インターセプトと主役級の活躍をしました。

ちょっと気になるのは、ザダリアス・スミスの裏に隠れているOLBプレストン・スミスでしょうか。ここのところ目立った数字やプレイは見られません。

なおスペシャルチームはKクロスビーが変わらず安定。51ヤードキックは決めてほしかったですが、個人的にはあの状況をつくったオフェンスに大きな問題がある気がします。

そしてリターナーを務めたRBエルビン。キックオフリターンは平均22ヤードと大活躍でした。

感想

オフェンスの調子がイマイチではあるものの、ディフェンス陣が安定した守備のおかげでなんとか同点・逆転することができました。

正直に言えば試合内容や地力は、プレイオフ出場チームのうち中位または下位にいるはずです。今シーズンの相手が比較的戦いやすいこともあり、他のチームの「13勝」とは意味合いが多少異なるかもしれません。

しかしそれでも第2シードをつかんだのは事実。ここからはトーナメント方式ですから、その日の一試合を勝てばいい。

この勝利で得たバイウィークを利用して、チームのコンディションや次戦のスカウティングなど、やれることは全てやってもらえればと思います。


ライオンズは「名勝負製造機」とでも言うようなチームでしょうか。シーホークスが勝利で終わるのと違い、負けてしまうところが残念なところです。

あらためて見ると、Week8から9連敗を喫してシーズンが終わったんですね。ファンにとっては絶望の冬になったことと存じます。

素人目には目立って悪いところが見当たらないですが、やはり後半の失速にはなにか原因があるのでしょうか。

QBブラフのレーティングは39.7ですが、強いて言えばTEを含むレシーバー陣の層が弱いですかね。プレビューでも「ゴラデイさえ抑えれば」と思っていた通り、ゴラデイを除いたときのパス成功率は36%です(ゴラデイへの成功率は75%)。

来シーズンにQBスタフォードが復帰して、レシーバー陣がもう少し揃えば、来シーズンこそはプレイオフ争いに参加できるのではないかと思います。


レギュラーシーズンが終わり、いよいよ来週からはワイルドカードとリーグ3位、4位のプレイオフがスタートします。ラインナップは次の通り。

  • 1/5(日)
    • バッファロー・ビルズ【AFCワイルドカード】 vs ヒューストン・テキサンズ【AFC南】
    • テネシー・タイタンズ【AFCワイルドカード】 vs ニューイングランド・ペイトリオッツ【AFC東】
  • 1/6(月)
    • ミネソタ・バイキングス【NFCワイルドカード】 vs ニューオーリンズ・セインツ【NFC南】
    • シアトル・シーホークス【NFCワイルドカード】 vs フィラデルフィア・イーグルス【NFC東】

そしてグリーンベイ・パッカーズは、1/13(月)にセインツ、イーグルス、シーホークスのいずれかと戦うことが決まっています。*2

予想通りに進めば、次戦はリーグ3位のニューオーリンズ・セインツになることでしょう。ファンの私たちもスカウティングに励みましょう。Go, Pack, Go!

*1:レシーバーが自分のいるサイドから逆サイドに横切るプレー(エンドアラウンド)と見せかけて、レシーバーがQBとなりパスを投げる戦術

*2:よくあるトーナメント方式と異なり、NFLは勝ち残ったチームの順位をもとに対戦相手が決定します。もしリーグ6位のバイキングスが勝った場合はリーグ1位の49ersとあたることが絶対になるので、パッカーズはバイキングスと次戦であたることはありません。