PACKERS FUN

NFLグリーンベイ・パッカーズの応援ブログです。試合結果のまとめや英記事の翻訳をしています。

【NFL2019 Week15 試合結果】グリーンベイ・パッカーズ vs シカゴ・ベアーズ

GB 21 - 13 CHI

終始リードしていたものの、心労の絶えない試合でした。「残り時間1秒まで楽しめる試合だった」とポジティブに考えるべきでしょうか。

グリーンベイ・パッカーズは同地区ライバルであり、NFLの歴史でもっとも古くからのライバル関係でもあるシカゴ・ベアーズとの歴史的な200戦目を勝利で飾りました。

これで勝ち星を11勝へと伸ばし、プレイオフ出場を確かなものにすると同時に、NFCリーグ2位の座もキープできました。

試合を振り返ってみましょう。プレビューは以下から。

www.packersfun.com

※試合のスタッツ確認、感想は作成中です。

試合展開

前半

先行はベアーズから。初回からランを織り交ぜてくるベアーズオフェンスを、パッカーズは確実に止めていました。

残り12:12の3rd&10で早速QBトゥルビスキーがスクランブルを試みましたが、ILBブレイク・マルティネス(50)の的確なポジショニングでファーストダウンまでは進ませません。

パッカーズの攻撃は、いきなり勝負に出ます。QBアーロン・ロジャース(12)からWRマルケス・バルデス・スカントリング(83)へのロングパスが投げられます。しかしこれはギリギリ届かず、このあとも攻撃が上手くハマらず、フィールド中央付近でパントを蹴ることになりました。

しかし今日の試合はディフェンスが流れを作ってくれました。次のベアーズの攻撃もランを止めると、2nd&8からDTケニー・クラーク(97)のサックが炸裂! すぐに攻撃権を取り戻し、しかも敵陣35ヤードからの攻撃となりました。

なんとかこの攻撃で得点したいパッカーズですが、オフェンスは工夫のないようにも見えました。ファーストダウンを獲得できないまま4thダウンへ。

ここでギャンブルを選択したパッカーズ。こういうときに選ばれるレシーバーはWRダバンテ・アダムス(17)しかいないでしょう。背後からのパスを上手くキャッチして、そのままタッチダウン! 29ヤードのTDパスで先制します。【GB 7 - 0 CHI】


第1クォータ残り4分47秒。反撃したいベアーズですが、パッカーズのディフェンスが強さを見せます。ここでもランプレイをきっちり止めて3rdアウトにします。

しかしベアーズもディフェンスが粘ります。お互いに得点を許させないまま、試合は第2クォータ終盤へ突入していきます。


第2クォータ残り5分3秒からベアーズの攻撃。ここでQBトゥルビスキーからWRアンソニー・ミラーへのロングパスが決まり、パッカーズは自陣29ヤードまで侵入されます。

勝負所とベアーズも判断したのでしょうか。このあとすぐのプレイでは、ショットガン体型でQBの左右と後ろに選手を配置する、あまり見たことのないフォーメーションをつくります。QB周りの選手をリードブロッカーにして、トゥルビスキーのランプレーでレッドゾーンへ侵入します。

f:id:privatebeats:20191217032628p:plain

しかしこの流れをルーキーのOLBラシャン・ゲイリー(52)が断ち切ります。比較的弱点と思われる相手の右タックルとの勝負に勝ち、トゥルビスキーをサック! この攻撃をFGにとどめます。【GB 7 - 3 CHI】


残り時間は1分41秒。リターナーのRBタイラー・エルビン(32)の素晴らしいキックリターンもありフィールド中央から攻撃を開始するパッカーズ。

WRアレン・ラザール(13)の活躍もあり、FG圏内まできちんと攻め込むことができ、あとはKメイソン・クロスビー(2)のFGで前半を折り返すのみ。

しかし3rd&4の状況からQBロジャースのインテンショナル・グラウンディング(故意にパスを投げ捨てる反則)がとられてしまい、無得点のまま前半を折り返すことになりました。

後半

後半はパッカーズがいきなり攻めます。プレイアクションからQBロジャースのパスは、WRアダムスにヒット! 一気に敵陣40ヤードまで侵入します。

そしてトゥルビスキーのお株を奪うロジャースのスクランブルでレッドゾーン直前まで攻め込むと、最後はRBアーロン・ジョーンズ(33)がディフェンスラインを突破して21ヤードTDラン!

前半終了時のイヤな流れをすぐに払拭して、点差を広げます。【GB 14 - 3 CHI】


パッカーズの勢いは止まりません。

次のベアーズの攻撃を抑えたあとのパッカーズの攻撃。3rd&4からWRジェイク・キューメロウ(16)へのミドルパスが決まると、相手のディフェンスバックを上手くかわしつつ力強い走りで49ヤードをゲインします。

敵陣11ヤードまで侵入したパッカーズは、アダムスへのクイックスクリーンでエンドゾーン直前まで進むと、最後はまたもやRBジョーンズ!

第3クォータ中盤ではありましたが、ベアーズ相手に3ポゼッション差をつけ、一時は試合を決めたと思われました。【GB 21 - 3 CHI】


ベアーズはこのあとの攻撃でレッドゾーンにまで攻め込むものの、WRコーダレル・パターソンに通ったと思われたパスは「つま先の先」がラインを踏んでおりインコンプリート扱い。

第3クォータ終了時点で2ポゼッション差をつけ、安心したまま最終クォータに突入しました。【GB 21 - 6 CHI】


しかし油断は大敵ということをベアーズから教わることになります。次のパッカーズの攻撃を3rdアウトに抑えられてしまうと、WRアレン・ロビンソン、WRミラーを使いながら着実にヤードを稼ぎ、最後はWRミラーへの2ヤードTDパスが通ってしまいます。【GB 21 - 13 CHI】

この時点で残りは8分。時間を使いながら得点を決めたいパッカーズ。しかしここも3rdアウトに抑えられてしまい、残り時間7分でベアーズに攻撃権を譲ってしまいます。


FG、TDと連続得点をして勢いづいているベアーズの攻撃。ここで勝負を決めるプレイがパッカーズに出ます。

残り時間6:40、2nd&4。ショットガン体型のベアーズに対してパッカーズは5メンラッシュを仕掛けます。ここでLDEディーン・ロウリー(94)がトゥルビスキーのパスの動きを察すると、すこし後ずさりしてジャンプ一番!

f:id:privatebeats:20191217032636p:plain

パスを防ぐだけでもファインプレイなのにも関わらず、そのままインターセプトを決めます! 私がNFLにハマったキッカケとなった、2011年のNFCチャンピオンシップのB.J.ラジのプレーを彷彿させるプレイでした。

https://www.youtube.com/watch?v=ugDIS4woDYU


敵陣33ヤードで攻撃権を奪い取ったパッカーズ。これでFGを入れて勝負を決める、、、予定でした。

時間を使いながら少しのゲインを稼いだまではよかったものの、迎えた3rd&4でロジャースがまさかのサックを喰らってしまいます。

またもやFG圏内から外れてしまったオフェンス陣は、ディフェンスの超ファインプレイを無駄にするようにパントを蹴ることになりました。


ここで得点を奪えなかったせいで、残り4分10秒からの試合展開は死闘となってしまいました。

自陣5ヤードから攻撃を始めたベアーズですが、トゥルビスキーのエンジンがようやくかかってきます。WRロビンソン、RBコーエンに小気味よくパスを集めてフィールド中央付近まで進んできます。

しかしパッカーズのディフェンス陣も粘り、このドライブは4th&10のギャンブルを止めてターンオーバーを奪います。


あとはパッカーズのオフェンスが残り時間1分41秒を使い切れば勝ちなのですが、ここも3rdアウトに抑えられてしまい、残り36秒でベアーズに最後のオフェンスを譲ります。

そして試合は残り9秒から最終局面を迎えます。

敵陣34ヤードから、トゥルビスキーのパスはエンドゾーン目掛けて投げられます。これをCBジャイア・アレクサンダー(23)がカットして勝負が決まった!

と思いきや試合はまだ終わっておらず、残り時間は1秒! ベアーズにとっては「泣きの1回」が残りました。

ここでベアーズが選んだ最後の攻撃は、ショートパスをRBコーエンにあててからなんとかエンドゾーンまで進むという作戦でした。

バックパスがつながりながらTEホーステッドがエンドゾーンまで突き進もうとしましたが、CBチャンドン・サリバー(39)がなんとかはたきおとすと、最後はCBトレモン・ウィリアムスがキャッチ。

「NFLは最後までわからない」という教訓をあらためて教えてもらうような一戦になりました。