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NFLグリーンベイ・パッカーズの応援ブログです。試合結果のまとめや英記事の翻訳をしています。

【NFL2019 Week12 試合結果】グリーンベイ・パッカーズ vs サンフランシスコ・49ers

GB 8 - 37 SF

グリーンベイ・パッカーズの完敗。神取忍の言葉を借りれば、サンフランシスコ・49ersに「心を折る」試合運びを許してしまいました。

前半終了時点で放心状態に近かったので、後半はESPNのPlay by Playで振り返りましょう。実況を書くのも辛くなるぐらいの展開でした。

プレビューはこちらから。

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試合展開

第1クォータ

最初のドライブ。

RBアーロン・ジョーンズ(33)のラン、WRダバンテ・アダムズ(17)へのショートパスでファーストダウンを取ったものの、次の2プレイは1ヤードも進むことができません。

結果、首脳陣も気にしていた3rdロングを作ってしまいました。

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この状況で早速49ersのビッグプレイが飛び出します。ディフェンスラインのラッシュを食い止めることができず、QBアーロン・ロジャース(12)がサックを喰らい、しかもファンブル。

ゴール前2ヤードから攻撃を開始することになった49ers。たった1プレイでタッチダウンを決めます。【GB 0 - 7 SF】


仕切り直したいパッカーズでしたが、2nd&3のランプレーを完全に封じ込められた3rd&4。ロジャースのパスをWRジェロニモ・アリソン(81)がキャッチできず、あっという間にパントになります。

この試合は、攻撃が一瞬で終わるドライブが多すぎました。つぎの49ersの攻撃をパントに抑えたものの、パッカーズのランプレーがまったく効かず、このドライブも3rdロングからファーストダウンに届かず、パントで返すことになります。

もう一度ディフェンス陣の活躍に期待していると、3rd&5からSアドリアン・アモス(31)のブリッツが成功! しかしCBケルビン・キング(20)のペナルティをとられてしまい取り消しに。このドライブをFGに繋げられてしまいます。【GB 0 - 10 SF】


なんとか得点をとり反撃したいパッカーズの攻撃。しかしパスの投げ先は見つからない、ペナルティで後退してしまうなど、いいところの無いまま、またもや3rdロング。

ここでダバンテ・アダムスを選びますが、ジミー・ウォード(20)の素晴らしいパスディフェンスに阻まれてしまいます。このドライブもパント。

しかしディフェンス陣がなんとかモメンタムを引き渡さないよう頑張ってくれました。ILBブレイク・マルティネス(50)のサックもあり、すぐさま攻撃権を取り戻します。

第2クォータ

ディフェンスの頑張りに応えたいオフェンス陣は、この試合はじめてランプレーが決まりました。さらにWRアレン・ラザール(13)のエンドアラウンドも決まり、敵陣へ侵入していきます。

しかしこのあとが上手く進まず、またもや3rd&8とファーストダウンが難しい状況。ダバンテ・アダムスへのパスを決めたものの、ランアフターキャッチをジミー・ウォードに防がれ4th&1となります。

ここでパッカーズはギャンブルを選択。

判断は悪くないと思いましたが、正直成功する自信はありませんでした。ほぼランプレーが選ばれるこのシチュエーションで、49ersのディフェンスラインが本気を見せ、アーロン・ジョーンズを完全に止めました。


ここで一気にモメンタムが49ersに動いていきます。このあとの49ersのドライブこそパントに抑えられたものの、絶好調の49ersディフェンス陣はパッカーズの攻撃を完全に止めます。パッカーズがこのドライブで得たファーストダウンは相手のペナルティによるもので、振り返るとお情けでもらったようにも見えてしまいます。

温まってきた49ersのオフェンス陣は、次のドライブでTEジョージ・キトル(85)のいいレシーブが連続で出ると、ランのゲインも伸びてきて、この攻撃をFGまで進めます。【GB 0 - 13 SF】

さらに残り2:55から始まるパッカーズの攻撃をあっさりおさえて2ミニッツ・ワーニングになったあとの49ersの攻撃。

ここで若手レシーバのWRディーボ・サミュエル(19)へのTDパスが通ります。ルートがいいのか足が速いのか、ランアフターキャッチがものすごい伸びました。【GB 0 - 20 SF】

残り58秒。FG1本でも返しておきたいパッカーズですが、1ヤードも進められずむしろ残り24秒で49ersに攻撃権を渡してしまうと、逆にFGを決められて前半を折り返します。【GB 0 - 23 SF】

後半(第3,4クォータ)

最初の49ersオフェンスを止めたパッカーズは、4thダウンの成功や相手ペナルティなどを挟みつつレッドゾーンまで侵入し、最後はダバンテ・アダムスへのTDパスが通り、2ポイント・コンバージョンも決めて8点を返します。【GB 8 - 23 SF】

ほぼ負けを確信しつつも心のどこかで「奇跡が起きるかも」と期待しましたが、たった1分間のうちに現実に引き戻されます。

次のドライブ。QBジミー・ガロポロからTEジョージ・キトルへの61ヤードTDパスが決まり、あっさり突き放されてしまいました。【GB 8 - 30 SF】

この時点で第3クォータ残り2:55。勝負は喫しました。是が非でもタッチダウンを奪わないといけないパッカーズは再度4thダウンにチャレンジしますが、とどめのサックをくらい、ゲームは完全に終わりました。

やりたい放題の49ersは、最後にランでタッチダウンを奪い、このまま試合は終わりました。【GB 8 - 37 SF】

スタッツ

プレビューで「得点を積み重ねたい」と考えていましたが、上手くゲームを進めたのは49ersでした。

3rdダウン成功率は9回中3回ながら、11回のドライブでパントは4回。残りはFGまたはTDで終えるなど、勝負強さの光るプレイ、ゲーム運びでした。

一方でパッカーズは3rdダウン成功率15回中1回、またパス獲得ヤードはまさかの81ヤード。

問題意識を持っていたにも関わらずシーズン最低どころかロジャースのキャリアでも見たことのないような記録を残してしまいました。


個人成績に目を移すと、アーロン・ロジャースのQBレーティングは75.8と無残な成績に。

RBジャマール・ウィリアムス(30)がランでは平均4ヤード、パスレシーブは8回中7回成功とまあまあな成績を残していますが、ダバンテ・アダムス以外のレシーバーの獲得ヤードは10ヤード未満。書いてて辛くなってくるレベルです。

そのなかで気を吐いたのはOLBザダリアス・スミス(55)でした。チーム最多の6タックルを記録するほか、1.5サックを決めるなど、シーズンを通して10サックを超えてきました。


一方49ersの成績はというと、QBジミー・ガロポロはQBレーティング145.8、TEジョージ・キトルは6レシーブ成功129ヤード獲得と、休み明けにも関わらず二人のホットラインが快調であることを示しました。

またディフェンスの成績は言わずもがなですね。どこをとっても素晴らしい成績でした。

感想

とにもかくにも、パッカーズのオフェンスが完全に通用しなかったことのショックにどう向き合うべきなのでしょうか。

前半の8回のドライブは、6回がパント、1回が4thダウン失敗、1回がファンブルでした。

さらにドライブの結果でなく中身に目を向けると、正直言って試合は第2クォータの早めに決着していました。

ランプレーは完全に止められる。それならパスで攻めたいがカバレッジがいいからパスターゲットが見つからない。探している間にもパスプロテクションは崩壊していく。ひとつずつパッカーズの可能性が削られていきました。

第2クォータ残り58秒の状況は、パッカーズファンなら「ここから最低でもFG1本とろう!」と意気込んで応援できるはずです。しかし今日の試合は「せめてこの攻撃でクォータを終えて、もう49ersにボールは渡さないようにしよう」というような弱気で見ていました(結果ボールをとられてFGを決められてしまいました)。

結果だけ見れば、先日マット・ラフアーが語っていたような「相手のビッグプレイを防ぐ」ことができなかったディフェンス陣にも反省点はあるでしょうが、この試合では仕方ないだろう、というのが感想です。


また試合中にケガをしてしまったRTブライアン・ブラガ(75)は、次の1,2戦は出場できなさそうなものの、今シーズンを棒に振るような大事にはいたらなかったようです。

https://www.espn.com/nfl/story/_/id/28158895/packers-rt-bryan-bulaga-avoids-major-injury-knee-sources-say


これでパッカーズは8勝3敗。同地区のバイキングスに並ばれてしまい、またリーグ首位は遠のいてしまいました。

今年は11勝あたりがプレイオフ出場のボーダーラインになりそうなのでまだ余裕はありますが、プレイオフで勝ち上がっていく姿はイメージできなくなってしまったのが本音です。

この試合をチームがどのように認識して、次戦のニューヨーク・ジャイアンツ戦に向けてどう準備するのか。ひきつづき応援しようと思います。

参考